【実行】同棲時の水道代を簡単に節約する方法

備える~生活編~
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「同棲を始めたら、生活費も分担できるし楽になると思ってたのに…」


そんなふうに感じたことはありませんか?


特に、見落とされがちなのが水道代

実はこれ、一人暮らしの倍近くになることもあるんです。

シャワーは毎日2回、洗濯物も2人分、料理や食器洗いの回数も増えますよね。


そうした日々の小さな“当たり前”が積み重なることで、月の水道代は一気に膨らんでしまうんです。

でも大丈夫。


この記事では、同棲生活の水道代をムリなく、ラクに節約するための方法を、分かりやすく・具体的にご紹介します。

この記事を読むとわかること

  • 同棲カップルの平均的な水道代と一人暮らしとの違い
  • 水道代が高くなる主な原因とその内訳
  • 今日からできる!効果的な節水テクニックとおすすめグッズ
  • 地域ごとにこんなに違う?水道料金の地域差と引越し時の注意点

節水は「がまん」ではなく「ちょっとした工夫」でOK。


この記事を読んだあとには、水道代の節約が楽しくなるヒントがきっと見つかるはずです。

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同棲カップルの平均的な水道代とは?

同棲を始めると、「家賃」や「食費」のような大きな出費に意識が向きがちですが

意外と見落としがちなのが「水道代」です。2人で暮らすようになると、水の使用量は自然と増えます。

シャワーの回数が2倍になり、洗濯や食器洗いの頻度もアップします。


では実際、どのくらい水道代に差が出るのでしょうか?

まずは一人暮らしと同棲カップル(二人暮らし)での水道代の違いを見てみましょう。

一人暮らしと同棲カップルの水道代比較

水道代は地域によって差があるため一概には言えませんが

以下は、総務省「家計調査(2023年)」における、上下水道料金の平均をもとに比較です。

一人暮らしと同棲カップル(二人暮らし)の平均水道代(月額・年間)

世帯形態月額水道代(平均)年間水道代(平均)出典
一人暮らし約2,100円約25,200円総務省家計調査(単体)
同棲(2人以上)約4,100円約49,200円総務省家計調査(二人以上)

※データ参照元:総務省家計調査

このように、同棲を始めると水道代は単純に「倍になる」と考えて差し支えありません。

使用水量が2倍近くなるため、水道料金もそれに比例して上がるのです。

地域差も見逃せない

さらに注目したいのが「地域ごとの水道料金の差」です。

日本国内でも、水道料金は自治体ごとに大きく異なります。

例えば、熊本市のように水道代が安い地域もあれば、大阪市や横浜市などやや高めの地域もあります。

引っ越しのタイミングで水道料金もチェックしておくと、節約のヒントになります。

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水道代が高くなる主な理由

同棲を始めたところで、「あれ?水道代が高い…」と感じた経験はありませんか?


2人で生活することで、生活習慣や日常のちょっとした行動が積み重なり、想像以上に水道代がかさんで起こることもあります。

同棲生活で水道代が高くなりがちな「主な原因」を分かりやすく解説します。

シャワー時間の増加

一人暮らしでは1日1回のシャワーだったとしても、同棲では2人分に。

さらに、リラックスして長く入ってしまう人も多いです。

前提条件
シャワーは1分間で約12リットルの水を使用
1人が1日10分間シャワーを浴びた場合

12L × 10分 × 2人 × 30日 = 7,200L(=7.2m³/月)

これは平均的な一人暮らしの月間水使用量の半分以上にあたります。

シャワーの使い方だけで水道代に大きな差が生まれるのです。

洗濯回数の増加

同棲生活になると、洗濯物の量が倍近くに。

1回の洗濯機使用で約100L(0.1m3) 水が使われるとされており、回数が増えればそのまま水道代に直結します。

想定ケース比較(1ヶ月分)

洗濯頻度回数/月使用水量(m³)備考
一人暮らし10回約1.0m³2〜3日に1回
同棲20回約2.0m³毎日洗濯も

洗濯回数が多いのでカップルほど、水道代アップの傾向が強いです。

食器洗い・料理の頻度

「おうちごはん」が増えると当然、ながら食器洗いの回数も増えます。

特に手洗いで水を流し続けていると、1回の食器洗いで40〜60Lの水を使用しているケースも。

改善ポイント

  • 流し続けるをやめて「ため洗い」に変えるだけで半分近くの節水が可能です。

トイレの使用回数増加

人間は1日平均で5〜7回ほどトイレを使用します。

二人暮らしになると、トイレの水使用量も約2倍に。

一般的な家庭用トイレ1回の洗浄水量は約6〜13L(機種による)。

1回8L × 7回 × 2人 × 30日 = 3,360L(=約3.4m³/月)

トイレだけでも毎月で3m3以上使っている可能性があります。

使用項目想定月間水使用量(m3)備考
シャワー約7.2m³1人10分/日の場合
洗濯約2.0m³20回/月として
食器洗い約1.5m³回数・方法による
トイレ約3.4m³節水トイレ未使用時間
合計約14.1m³上記の4項目でも

これらはすべて、生活の中で「意識する」だけでちょっと見直しが可能な項目です。

これらの使用量をどう減らすか、実践的なテクニック節約を詳しく紹介します。

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今日からできる!具体的な節約テクニック

「水道代を節約したい」と思っても、「何から手を付ければいいの?」と悩む方は多いはず。

同棲カップルが今日からすぐに実践できる水道代節約テクニックを、使うシーンごとに具体的に紹介します。

シャワーヘッドを「節水タイプ」に交換する

市販の節水シャワーヘッドを使うだけで、最大50%の水量カットが可能です。

【メリット】

  • 工事不要、取り付け簡単
  • 水圧を楽しむ節水ができる
  • 価格は2,000〜5,000円程度

食器洗いは「ため洗い」+「節水スプレー」

水を出し続けずに、「洗い桶にためて洗う」ことで水量を約半分に使用します。

また、食洗器を使うことも1つの手です。

節水効果の例

  • 流しっぱなし:約12L/分
  • ため洗い+節水スプレー:6L/分以下

おすすめ商品

洗濯は「まとめ洗い」+「節水モード」活用

少量の洗濯物をこまめに洗うと、洗濯1回あたりの水の使用量が無駄

おすすめ設定:

  • 洗濯機の「節水モード」の使い方
  • ドライモードやお急ぎモードもチェック

トイレのタンクにペットボトルを入れる裏技

古典的な方法ですが、まだまだ有効です。
トイレのタンクに水入りのペットボトル(500ml〜1L)を沈めておくと、その分だけ水の使用量をカットできます。

注意点:

  • タンクの仕組みによっては水量不足になる場合もありますので、事前に確認を。
  • 最新式の節水トイレには不要です。

お風呂の残り湯を活用する

浴槽の残り湯を洗濯に使えれば、1回あたり約100Lの節水に。
洗濯機に風呂水ポンプを接続すれば、手間も少なくなります。

おすすめ活用法:

  • 洗濯の「洗い」工程のみ残り湯を使用
  • 最初にシャワーで体を洗ってから入浴すると水質も気にならない

蛇口に節水をつける

キッチンや洗面所の蛇口に整えるだけで、30〜50%の節水が可能です。

1,000円前後で購入でき、数ヶ月で元が取れるコスパの高いアイテムです。

節約対策初期費用年間水量(m³)年間節約額(円)※備考
節水シャワーヘッド約3,000円約10〜15m³約8,000〜12,000円二人分のシャワー想定
節水スプレー付き蛇口約1,500円約5m³約3,000円キッチンまたは洗面台
洗濯まとめ洗い+節水モード0円約6m³約3,500円習慣を変えるだけ
トイレのペットボトル節水術約0円約3m³約2,000円タンク式トイレ限定
残り湯の洗濯活用約2,000円約12m³約8,000円風呂水ポンプの費用含む
合計(すべて実施)約6,500円約41m³約26,500円初年度でも十分元が取れるレベル

※水道料金は約265円/m3(全国平均)で算出

工夫とアイテムの導入で、年間2万円以上の節約も現実的です。

二人で協力して節水ルールを決める

どれだけ節水アイテムを揃えても、どちらか一方だけが頑張っている状態では効果は半減。


同棲生活で水道代を効果的に節約するために、二人で協力して「節水意識」を共有することがとても大切です。

節水無理なく続けるための「ルールづくり」と「短時間のコツ」、そして実際のカップルのエピソードをご紹介します。

二人で話し合うのが始まり

まず、「なんとなく高いな…」と感じたタイミングで、
「水道代、少し見直してみませんか?」と軽く切り出すところから始めましょう。

論点のポイント:

  • 攻めず、明るく提案する
  • 「節約=我慢」と思わないため
  • グッズ導入など、楽しさのあるご提案を

「マイルール」を一緒に決めておく

強制ではなく、「二人で決めたルール」にすることで、お互いが納得感を持って続けられます。

【例:同棲カップルの節水ルール案】

節水項目マイルール例
シャワー「1回10分以内」「浴槽は週3回まで」など時間を意識
食器洗い「夜まとめて洗う」「節水スプレー使う」など
洗濯「2人分たま洗ったら」「週3回まで」
トイレ「小は“小”で流す」「節水トイレに買い替え」
残り湯活用「洗濯は基本、風呂の残り湯」

これらを「できる範囲でいいから意識しているこう」というスタンスで共有すると、継続しやすくなります。

ケンカせずに続けるコツ

節約の話になり、「あれ使いすぎない?」と鑑賞口調になりがちです。

そこで重要なのが、「準備」の工夫です。

よくある失敗と改善例
NGワードOKワード
「水道代、また上がってるよ?」「今月ちょっと多かった、来月気をつけよっか」
「なんで流し続けてるの?」「蛇口、つい出し続けちゃうよね〜」
「洗濯しすぎない?」「洗濯のタイミング、一緒に見直してみようか?」

ポイントは相手を否定せず、一緒に工夫する姿勢を見せることです

水道代の節約は、使わないだけでなく、二人のコミュニケーションつながる工夫です

「一緒に目標を立てて、達成感も共有する」という感覚を大切に、節水はもっと前向きで、長く続けるものになります。

節約アイテムおすすめ5選

ここまでご紹介してきたように、水道代を節約するために「ちょっとした意識」と「工夫」が重要です。

そして、その工夫を助けてくれるのが、コスパの良い節水アイテムたち


同棲カップルに特におすすめしたい水道代節約グッズ5選を、効果や価格、使いやすさの視点からご紹介します。

節水シャワーヘッド

  • 価格帯:2,500円〜8,000円程度
  • 節水効果:30〜50%
  • 取り付け難易度:低(工具不要)

節水もあり、水圧もしっかりキープ。

美容効果をうたうモデルもあり、カップルで楽しく使えます。お風呂が好きな人ほど、導入効果が大きいアイテム。

蛇口用節水アダプター

  • 価格帯:1,000円〜2,500円
  • 節水効果:30〜50%
  • 注目:蛇口に取り付けてレバーでON/OFFが簡単

キッチンや洗面所の蛇口をつけるだけで、水の吹きすぎを防ぎます

ワンタッチで水量調整ができるため、食器洗いや洗顔にも便利です。

風呂給水ポンプ

  • 価格帯:2,000円〜4,000円
  • 用途:浴槽の残り湯を洗濯に再利用
  • 節水効果:1回約100Lの節水(1ヶ月で1,000L以上も)

洗濯機に接続して、お風呂の残り湯を簡単に利用できるポンプ。

衛生面が気になる人は、すすぎは水道水にとりあえずOKです。

洗濯ボール/洗濯補助グッズ

  • 価格帯:1,000円〜3,000円
  • 効果:洗剤・水の使用量を軽減
  • 特徴:衣類の絡まり防止や汚れ落ち向上にも効果あり

節水という目的よりは、洗剤や水の使用量を減らす補助的な存在です

洗濯の効率を上げることで、トータルでの節水に貢献します。

防水タイマー(シャワー・台所用)

  • 価格帯:1,000円〜2,000円
  • 効果:「流しっぱなし防止」や「時間管理」に◎
  • 使用シーン: シャワー、洗い物など

時間をかけすぎないように時間管理。

歯磨きや食器洗いなど、無意識に水を注ぎ続けてしまう場面に効果絶大です。

商品名(例)初期費用年間水量(目安)年間節約額(円)特徴
節水シャワーヘッド約4,000円約10〜15m³約8,000〜12,000円シャワー時間が長い人に特におすすめ
蛇口用節水アダプター約1,500円約5m³約3,000円取り付け簡単、洗い物にも便利
給水ポンプ約3,000円約12m³約8,000円お風呂好きな家庭向き
洗濯補助グッズ(洗濯ボール等)約2,000円約3〜5m³約1,500〜3,000円サポート的に使える節水アイテム
タイマー付き蛇口約1,500円約3〜4m³約2,000円無意識や無意識の流し続ける対策に

※節約額は水道基準265円/m3で算出

水節グッズは数千円の出費でとりあえずですが、年間で2〜3倍の節約効果を生むものばかり。

「何から始めればかなり楽しく…」という方は、まずはシャワーヘッドの交換から試してみてはいかがでしょうか?

水道代が安い地域もある?引越し前の豆知識

同棲を始めるタイミングで「どこに住むか」を検討する方も多いですね。

水道料金は数字ごとに異なる

日本の水道事業は自治体ごとに運営されており、料金設定も自由です


そのため、同じ使用量でも場所によっては年間1万円以上の格差が生じることもあります。

以下は、全国主要都市における「月間20m3使用(2人暮らし相当)」の上下水道料金(月額)と、総務省の平均との比較です。

都市名別途水道料金(20m3使用時)年間料金(概算)家計調査平均との差備考
熊本市約2,112円約25,344円-1,988円/月地下水利用で全国最安レベル
札幌市約2,640円約31,680円-1,460円/月全国平均より安い
名古屋市約2,838円約34,056円-1,262円/月安価
東京都23区約3,268円約39,216円-832円/月標準的な
福岡市約3,696円約44,352円-404円/月家計調査平均に近い
大阪市約4,070円約48,840円-30円/月平均とほぼ一致する
横浜市約4,466円約53,592円+366円/月平均よりやや高い(下水道高い)

※全国平均(2人以上)=月額約4,100円(家計調査)
※出典:総務省「家計調査」、各自治体水道局(2024年2月現在)

年間で2万円以上の差がつくことも!

熊本市と横浜市の差は、月額で約2,300円、年間になりますと約28,000円の節約差になります。
これは同棲生活における「隠れ固定費」の大きな見直しポイントともいえるでしょう。

引越し前に確認したいチェックポイント

新しい居を探すときは、次のような情報も事前にチェックしておくのがおすすめです。

● チェック項目リスト:

  • 管轄の水道局名(市区町村名)
  • 基本料金の設定(10m3以下でも高い地域も)
  • 上下水道込みかどうか
  • マンションやアパートの「共益費」に水道代が含まれるか

POINT:
賃貸物件によっては「水道代定額」や「管理会社一括契約」で金額が変動する場合もありますので、内見時には必ず確認しましょう。

安い地域に引っ越す=節水なくていい?

最低限水道代が安い地域に住んでいても、無駄遣いが増えれば節約にはなりません

水道代も「コスト」の一部

光熱費は固定費として考える方が多いですが、水道代も立地や物件によって大きく変わります。


長く同棲を続ける予定であれば、生活コスト全体を見て「住む場所」を選ぶことも賢い選択肢です。

おわりに

同棲生活での水道代は、工夫で大きく節約することができます。


節約は「我慢」ではなく、「快適さをその間上手に使う」こと。


二人で協力しながら、楽しんで取り組むことで、水道代だけでなくパートナーとの関係もより良いものになるはずです。

それでは今日できることから、ぜひ始めてみてください!

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